ひとりごと

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湘南のギロチン

 

暖冬予想は外れて今年も寒い冬がきた。朝起きられない。先週は仕事の都合で家を遅く出ていたので良かったけれど、明日から通常の出勤時間に戻ってしまう。寝たら月曜日の朝だと考えるだけで憂鬱。職場に到着してしまえばわすれてしまう程度だけど。

 

昨日はライブだった。

1年ぶりのZeppTokyo、1年ぶりのSHISHAMO。前回よりもメジャーな曲やってた感じ。1番印象に残ったのは私の夜明けかな。あとは湘南のギロチン。

 

朝子ちゃんは息遣いが素敵。あと首かしげるの可愛い。松岡さんは喋ってる時とベース弾いてる時の差が激しすぎて好き。吉川さんは相変わらず話が面白い、まくしたてる感じ。3人のバランスがほんとうに良い。ずっと見ていられる。賑やかな曲少なめでしんみり聴けて、心地よかったなー。

 

中庭の少女たちを聴くと高校時代を思い出す。女子校だから元から男子禁制だったし秘密の花園だったなぁと。あの時間は本当に楽しかった。

 

「私の夜明け」は珍しく朝子ちゃんの実体験を元にした曲とのこと。あんなに輝いてるSHISHAMOですら、私みたいに何も誇れるものがない人間と同じ感情を持ってるなんて不思議な話だなあ。

毎日ちょっとずつ傷を増やしていく。年々悩み事が増えるにつれ、何も悩んでないかのように表面を取り繕うのも増えた。傷つくことはあるけど表に出さずに溜め込んでひとりで悲しくなっている。

歌詞で最も心に刺さるのは、正しくあることが弱さに思える、という部分。

優等生ぶって生きてきたから「真面目だね」と評価されることが多くて、最初はそれを素直に喜んでいられた。でも、不真面目な方が面白がられたり、社交的だったり、世渡り上手なのを見て、真面目さをネガティブに捉えるようになった。今は真面目だと言われても全く嬉しくない。とはいえ心の底から不真面目になれなくて。約束や集団のルールを守り、冒険より堅実を求めている。正しさってなんだろうって自問自答しながら生きてる。

 

このもやもやを言語化してくれたSHISHAMOはすばらしい。恋愛ソングも可愛くて好きだけど、人生考えさせる系の歌もっと出して欲しい。

 

明日からまた仕事頑張ろう。

 

▽私の夜明け

 

今夜もいつもの帰り道
この公園も この泣きたい気持ちも
いつもと同じで嫌になるなぁ
私、間違っていないはずなのに

今日もやっぱり傷ついた
生きることは傷つくこと
誰かの心無い言葉で
毎日ちょっとずつ傷を増やしてゆく

君にも あの子にも あいつにも あの人にも
私の涙なんて見えないでしょう

なんて理不尽な世界で 私生きてるんだろう
なんて息苦しい世界で 私生きてるんだろう
ああ、ちっぽけだな ちっぽけだな

もっと上手になりたいな
大切にしたりされたりとか
戦うことも逃げることも
上手じゃないから後悔するんだろうな

不真面目になれない自分が憎らしかったり
正しくあることが弱さに思えたり

「なんで私ばかり」心のどこかでいつも思ってる
それでも人は言う 「辛いのはあなただけじゃない」
そんな言葉が聞きたいわけじゃない
分かってるくせにな

誰にも気づいてなんか貰えないから
今日も一人でちょっとだけ泣くんだよ
辛いって言葉、いつから言えなくなったんだろう
いつから言っちゃいけなくなったんだろう

なんてことのない一言に傷ついて
その上その傷は自分にしか見えないもんだから
辛いよなぁ、泣けちゃうよなぁ

泣き明かした目に太陽が痛かったり
大切な誰かを思い出して涙が出たり
夜中眠れなくて一人ぼっちな気分になったり
それでも朝は来る
息をして、時々笑う
ああ、まだ歩ける 歩いていける